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伊集院静

2013.03.19

 伊集院静の本を読んでいます。

 

大人の流儀 続、大人の流儀 別れる力です。

僕より10歳上だけど大人なんだよな~!

別れる力の中で、

親しい人を失った時、もう歩き出せないほどの悲哀の中にいても、人はいつか再び歩き

出すのである。歩き出した時に、目に見えない力が備わっているのが人間の生というも

のだ。誰にでもやってくる別れ。別れを乗り越えたとき、人は一段と大きくなる。それ

ゆえ別れることは決して誰か何かを不幸にさせるだけのものではない。

又、社会に関しても痛烈に今の日本の現状を憂いている 

格安バスツアーや衣食などのデフレ価格競争を例に

もうひとつ安過ぎることの弊害は、物を大切に扱わなくなってしまうことがある。これ

が社会に蔓延(まんえん)すると、その国の柱がおかしくなる。又金のない食べ盛りの

若者はいたしかたがないが、ああいう場所で懸命に口を動かしている女性を見ると、た

しなみはないのか、と言いたくなる。

こんな考えの持てる深慮深い大人になりたい物です。

 

 

平成25年3月19日(火)

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