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朝礼の言葉(2025年5月)

2025.05.13

4月の結果は、前年対比ではダウンとなりました。昨年度はナガヤペイントフェアという特殊要因は、ありましたが残念な結果となりました。

5月も休みが多く心配ですが、一つ一つ取りこぼしなく、最低限のゴールができますようお願いいたします。

トランプ政権による混乱は続いていますが、私も65年生きてきて思うことは、人生は予想が付かないことの連続ということです。

まさに“まさか”です。

トランプ政権になり、現在アメリカは、株価 為替 債券のトリプル安です。

正直これは、今までの常識からはあり得ないことです。

GAFA始め、アメリカ企業は絶好調で、アメリカは繁栄を謳歌しているという、昨年度までは大方の世論でした。しかしながら現在は、アメリカ、欧州はかなり病んでいます。

今年の2月に商工中金の賀詞交換会の講演で、中日新聞の元論説委員で、そこまで言って委員会に出ていた長谷川幸洋さんの話、日本ペイント小槌会で、講演された元官僚で、慶應義塾大学大学院 教授の岸博幸さんお二人の話を立て続きに聞きました。

長谷川さんが言っていたのは、アメリカ製造業の衰退と中産階級の没落です。貧富の差が決定的になってしまったことです。それがトランプを生んだということです。

ドイツも酷いことになっています。エネルギーをロシアの天然ガスのパイプラインに頼っているため、冬場に暖房が供給されず大変な事になっていたと言っていました。移民が増えて、ホームレスも急増しているとのことです。

アメリカもタクシー運転手や掃除夫等も移民に占められていて、製造業を中心としていた白人の中産階級の仕事が激減しているとのことです。

中国は、船舶製造も世界の50%のシェア、EV自動車も世界でテスラを抜き1番、その他白物家電、重機、製鉄業等あらゆる製造業で世界のトップを占めています。

これらは、アメリカのグローバルスタンダード戦略のこの20年のなれの果てだといっていました。アメリカの製造業が、この20年で壊滅的にやられて、中国の台頭を許した。そのルールを変えようとしているのが、この破天荒な関税政策ということです。

ロシア、ウクライナ戦争でも西寄り側の情報しか得られていませんが、ロシアの西側の経済制裁は、全く効いていません。

ロシアは、プーチン政権の支持率は80%近く国民の信頼は抜群です。
プーチン政権発足以降、失業率は低下、犯罪率も低下、経済成長でいい事ずくめです。通貨のルーブルも最近暴落していませんし、元々ウクライナのロシア文化圏は、ウクライナで差別されていたらしいし、ウクライナのNATO加盟問題が、ロシアが軍事行動を起こした原因にもなっています。ほんと情報は多方面に見るべきだと痛感しています。

大きな話に今回なりましたが、ナガヤに集いの皆様も常にアンテナをはり、人生のまさかを回避できるよう情報の収集学習に励んで下さい。

いよいよ決算に残り2ヶ月となりました。頭を切り替えて、最終コーナーへと一致団結し

て頑張ってゆきましょう。

                            令和7年5月7日(月)

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