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年頭にあたって

2020.01.01

 令和2年1月1日(水)

2019年は、令和時代の始まりの年でした。一昨年と同様に東日本における大雨や大風の被害で、今までは災害に無縁とされていた関東内陸部の長野県や栃木県そして、三度の被害見見舞われた千葉県など天災の多い年でした。今後も地球温暖化の影響で、毎年起こる危険性が多いと感じています。

又、10月からの消費税増税の影響による。建設業界の不況の波が現われて来ています。

政治の分野でも、桜を見る会を巡るスキャンダルや政治家の不祥事等で、安倍内閣の長期政権にも陰りが見えている年となりました。

一方、明るい話題は、9月20日から11月2日にかけて、日本で開催されたラクビーワールドカップが、アジアで始めて開催されました。日本代表チームは、ベストエイトに入る活躍で、チームのスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」が、2019年流行語大賞にも選出されました。

一経済界では、株価は好調に29年ぶりの23656円台で終了しましたが、消費増税の影響もあり、景気の転換点となっていく懸念があります。                                  1年を通すと、やはり昨年の漢字にも選ばれた「令」 令和の新時代映し出した年であったと考えています。

 

 2020年はどんな年になるのでしょうか?

 まずは、最大の関心事の東京オリンピックが7月24日(金)~8月9日(日)まで開催されます。その後パラリンピックです。又世界では、ドバイの万博等も10月に開催されます。

世界情勢は日米貿易摩擦も未だ懸念されていますし、年始早々アメリカとイランの対立等交際情勢も不安定になっています。11月にはアメリカ大統領選挙があります。いずれにせよ、激しく動いていく時代になりそうです。弊社も60周年記念事業が、矢継ぎ早に控えています。 

昨年私が読んだ本で、掛け値なしの面白い本が三冊あります。機会があれば皆さん是非読んで下さい。一つは三国志全13巻、もう一つはGAFA(ガーファー)という本で内容はグーグル・アマゾン・フェイスブック・アップル強さや恐ろしさを書いた本です。最後の紹介するのがFACT FULNESS(ファクトフルネス)です。

FACT FULNESSは、思い込みを捨てて、データを素に世界を正しく見ましょうという内容の本です。

その中に思い込みを捨てる10の質問があります。

 

•質問1:現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を終了するでしょう?

A:20%、B:40%、C:60%

•質問2:世界で最も多くの人が属する階級はどこでしょう?

A:低所得者、B:中所得者、C:高所得者

•質問3:世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?

A:約2倍になった、B:あまり変わっていない、C:半分になった

•質問4:世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう?

A:50歳、B:60歳、C:70歳

•質問5:15歳未満の子供は、現在世界に約20億人います。国連の予測によると、2100年に子供の数は約何人になるでしょう?

A:40億人、B:30億人、C:20億人

•質問6:国連の予測によると、2100年には今より人口が40億人増えるとされています。人口が増える最も大きな理由はなんでしょう?

A:子供(15歳未満)が増えるから、B:大人(15歳から74歳)が増えるから、C:後期高齢者(75歳以上)が増えるから

•質問7:自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年で同変化したでしょう?

A:2倍以上になった、B:あまり変わってない、C:半分以下になった

•質問8:いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいるでしょう?

A:20%、B:50%、C:80%

•質問9:世界中の1歳児の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどのくらいいるでしょう?

A:20%、B:50%、C:80%

•質問10:世界中の30歳男性は、平均10年間の学校教育を受けています。同い年の女性は何年間学校教育を受けているでしょう?

A:9年、B:6年、C:3年

 

答えは、1 C 2 B 3 C 4 C 5 C 6 B 7 C 8 C 9 C 10 A

 

皆さんどうですか、回答はあってましたか?

この本では「ドラマチックすぎる世界の見方」をしてはいけないといっています。

「ドラマチックすぎる世界の見方」とは、世界では紛争や飢餓がなくならずテロや天災も多発しており、世界はどんどん悪い方向に向かっているといった先入観のことです。

ファクトフルネスで世界を見ると、上記のような極端に絶望的な見方はしなくなります。

データに裏打ちされた真実の目で世界を見ることで、世界はどんどんよくなっているということに気がつきます。

「ドラマチックすぎる世界の見方」を変えてくれる1冊です。

ファクトフルネス=データを基に世界を正しく見る習慣を身につけて、根拠のないネガティブシンキングから脱することができるようになります。

インターネットや SNSの進化により情報が溢れ、時代の変わるスピードが早い世の中だからこそ、ファクトフルネスを身につけて先入観に騙されないことが重要です。やはり本を読む行為は、時代がどんなに流れても最重要な知的集積の方法だと感じました。

我々の業界も、建設業体質の古い業態ではありますが、一歩先を行く知識を身につけて、対応してゆくことが大切であると感じています。

 

そのような思いから今年度のテーマを

 

   ”実事求是(じつじきゅうぜ)”にしました。

   

意味=事実の実証に基づいて、物事の真理を追求すること。中国清朝しんちょうの考証学の学風。「実事」は実際のこと。本当のこと。「求是」は誠・真理を窮め求めること。

 

 昨年度は、12月の急落により、厳しい状況になりました。4年連続の増収増益もピンチに陥っています。残りの半年で、常務中心に全営業マン奮起して頂いて、60周年記念ナガヤペイントフェア2020を最大の目標として、ピンチをチャンスに変えて、大攻勢をかけてゆきましょう。

毎年同じ事を言っていますがどうか昨年と同様にまずは、社員はもちろんそのご家族すべてに無事で安全で健康に留意して頂いて、後は社業発展の為、自分自身の向上の為に全力で、社業に取り組まれることを念じまして、年頭の言葉とさせて頂きます。1年間宜しくお願い致します。又ともに頑張ってゆきましょう。

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