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年頭にあたって

2018.01.01

2017年は、トランプ大統領の就任に始まり、森友・加計問題や、都

議選や衆議院選、日産や神戸製鋼等の日本企業の不正問題、大相撲の日

馬富士の暴力問題といろいろありましたが、やはり最大の関心事は、昨

年の漢字にも選ばれた「北」 とりわけ北朝鮮情勢でないかと思います。

平和ボケのわれわれですが私たち日本の人が考えるべきことは一体何か?

企業人として、一般市民として、どう考えていかなければならないかと

いう課題を背負わされたと思います。

 2018年はどんな年になるのでしょうか?

 北朝鮮の挑発や核開発はますます続くでしょうし、世界的に見ての日

本社会の地盤沈下が徐々に進んでいくことと思います。

日本人の風潮は中国の現体制は、いつかは崩壊すると昔から言っていま

すが、私はそんなことはないと思っています。

これだけ、国力が上がり世界の時価総額のベストテンに堂々と2社テン

セントとアリババが入っています。ちなみに日本の1位のトヨタで40番

台です。

 国家社会主義と言うべきか、共産主義のままで、資本主義を導入した

と言うべきなのか分かりませんが、これが成功すれば、これがスタンダ

ードになると思います。時代背景が悪くなればなるほど、ファシスト化

の流れは変わりません!!!今の世界のリーダーを見れば、トランプに

しろ、プーチンにしろ、習近平にしろ、独裁とは言いませんが、強権を

発動しているリーダーには違いありません。

超高齢化の日本では、日本ならではのオリジナリティのある国家を作ら

なければなりません。

今年のベストセラーに、「ライフ・シフト 100年時代の人生戦略」とい

う本があります。

要約しますと、現在の3ステージ制の人生とは、教育、仕事、引退(老後)

の3ステージを生きる人生です。

だいたい22歳くらいまでが教育で、それから60歳~65歳くらいまで

が仕事、そしてそれ以降が老後ということになります。

ですが、この3ステージ制の人生は今後なくなり、マルチステージ制の

人生へと移行すると述べています。

マルチステージについては後ほど紹介します。

人生が変化する要因

このように人生が変化する大きな要因は、「寿命の伸び」です。

現在のいわゆる全世代平均寿命は、男性81歳、女性87歳です。

ですが、この数字は

・生まれてすぐに亡くなる可能性も含んでいる点

・全世代なので、医療技術の進歩などによる平均寿命の伸びを考慮して

いない点で不完全です。

いま10歳の2007年生まれの子供は、当然この数字(平均84歳)より

もっと長生きします。

それでは、何歳くらいまで生きるのでしょうか?

50%の確率で107才(2114年)まで生きるそうです。

ちなみにドラえもんの誕生日は2112年9月3日です。

つまり、いま10歳の子供はドラえもんの誕生に立ち会うことができます!!

うらやましい!!

ちなみに1987年、現在約30才の人は50%の確率で99才まで生きるそうです。

2086年ですね。

ドラえもんは無理です。残念。

でもそれくらい高寿命化し、100年生きることを前提とした人生設計が必要になる

ということを、本書では述べています。

マルチステージの100年人生

そして100年生きることを前提とした人生では、旧来の「仕事ステージ」

がマルチステージになります。

マルチステージの人生では3種類のステージが追加されます。

①エクスプローラー

②インディペンデント・プロデューサー

③ポートフォリオ・ワーカーです。

そして仕事ステージと教育ステージと合わせた「5つのステージ」を、いったりきたりする人生になります。

追加された3種類のステージの説明をします。

①エクスプローラーは、人生の意味や自分探し、世界を知る期間です。

例えば、旅に出たり、インターンシップをしたりするような期間になります。

②インディペンデント・プロデューサーは、大企業を創業したいわけではないが、自由に働く「個人事業主」的な働き方をする期間です。

③ポートフォリオ・ワーカーは、企業で働きながら他の能力を磨く時期です。

例えば将来スポーツコーチに転職したいなら、休日にサッカーコーチのボランティアをするなど、「仕事+副業」的な働き方をする期間です。

そして、このようなマルチステージの人生を生きるには、お金という資産以外に、「無形の資産」を作ることが大切です。

無形の資産とは次の4種類です。

①生産性資産(能力)

②活力資産(健康)

③変身資産(3つの人脈)

④パートナー(結婚相手)

 

①生産性資本は仕事をする能力です。

②活力資本は健康です。

80歳まで健康に働けることが前提となります。

③変身資本はステージを移り変わるのを手助けしてくれる、人脈です。

新たに働こうと思ったり、学ぼうと思ったときに、それを助けてくれる

人脈を持っているかどうかが、人生に大きく関わります。

④はパートナー(結婚相手)です。

ステージの移行期は、どうしても金銭面が不安定になりがちです。

この不安定な面をカバーするには、パートナーと移行期をずらすように

して、家庭の収入の変動を抑える必要があります。

 

今後寿命が100年になる人生では、一つの企業で定年まで働き、老後を

年金で過ごすという仕組みは破綻します。

マルチステージの人生となり、その人生のうまく生きていくには4つの

無形資産を築くことが重要となります。

世界に先駆けて、このようなモデルを作ることができれば、世界から尊

敬されて、賞賛を浴びることができると思います。

超高齢化社会は、見方を変えればチャンスが広がるとみていいと思いま

す。

しかしながら、個人の能力のスキルアップが必要不可欠です。

ナガヤ塗料の中での幅広い知識をつけて、人間力の向上が益々必要とさ

れてくると思います。

振り返り、前半は、最後の踏ん張りで、何とか目標達成に可能性のある

数字を達成できました。

しかしながら、1月に欠員が出る状態となりました。

正直、ピンチです。ここからナガヤの踏ん張りどころです。一人一人が

助け合う気持ちが大切です。

そのことから

今年のテーマを”旗鼓堂々(きこどうどう)”にしました。  

          意味=組織がせいぜんとしていかめしく、士気が盛んなようす。
   「旗鼓」は軍隊が用いる旗と太鼓。
   「堂々」は士気が盛んと行うこと。

 昨年度も、若手社員の成長や新規開拓の受注等が重なり、業績もまずまずです。残りの半期も大型改修案件もありますので、1名の欠員にひるむことなく、旗鼓堂々と歩んでゆきましょう。

 

毎年同じ事を言っていますがどうか昨年と同様にまずは、社員はもちろんそのご家族すべてに無事で安全で健康に留意して頂いて、後は社業発展の為、自分自身の向上の為に全力で、社業に取り組まれることを念じまして、年頭の言葉とさせて頂きます。1年間宜しくお願い致します。又ともに頑張ってゆきましょう。

 

 平成30年1月1日(日)

 

 

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