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年頭にあたって

2016.01.03

 昨年度は、今年の一文字の「安」に代表されるように、イスラム国の日本人殺害や安全保障関連法案の成立又建物くい打ちデーター偽装等の安全・安心に関わる不安が広がる1年であったと感じています。もちろん暗い話題ばかりでなく、大村さん梶田さんノーベル生理学・医学賞物理学賞の受賞の話題やラグビーワールドカップイングランド大会で歴史的な3勝をあげ、私達を大いに勇気づけてくれました快挙も多くありました。

 

 2016年はどんな年になるのでしょうか?

 

 昨年末に私は、あるITベンチャー社長の話をユーチューブで視ました。これには今後我々生き方の大きなヒントがあると感じました。

何気なく本社移転以来過ごしてきた12年間、それなりに頑張ってきたと自負しておりますが、時代の流れは本当に大きく変わってきてします。

そこの社長が危惧されていたことは、一つは今日本人の若者達が、諸外国の若者達に比べてボロボロだということです。非常に内向きなことを懸念されていました。優秀な大学を出た子達が、今景気が厳しいので、まずは大企業志向ということもう一つは、資格を取っているとのことです。我々を含め今までの世代は、団塊の世代以前の成功体験の延長線上で、生きてきましたが、これからはハイスピードで世の中の価値観が変わる中で、世界が必要とされている人材は、いかに未来を切り開いていく力、ゼロから1を生み出す力が必要なのに、今までの価値観の延長線上で若い人達が動こうとしている。アメリカでもどれだけの大企業がなくなったり、M&A、されたりしているか分からないのに、優秀な学生が大企業志向なこと、又人工知能が今後益々発展して、士業が弁護士をはじめとして、消滅の危機にあるのに資格習得に熱心なことを嘆いていました。日本は長期的に見たら沈みます。沈みかかった船の一等客室に逃げているようなものだ!!!それより次の船をどう作るかが大切と力説されていました。その社長は25年前にアメリカに行ったときに、日本のITはかなり遅れていると感じたそうです。その頃の日本はバブル全盛で、実質世界1の経済大国だと思っていた時です。その当時のアメリカのエリートは日本を徹底的に研究して、製造業やサービス業では勝てないと思ったそうです。それは現場力の圧倒的な強さ・・・・・その根幹は、国民の画一的な教育水準の高さです。これはこれからアメリカがどんなキャッチアップしても勝てないと思い、その代わりに徹底した新しい研究開発を目指したのです。そしてアメリカの優秀な人は、ベンチャー企業に入社して、キャリア蓄積していったのです。日本の上位100社に名を連ねているベンチャー企業は、ソフトバンク1社のみです。アメリカの上位100社は、アップル・グーグルを始めフェースブック・アマゾン等30%以上を占めています。日本もホリエモンが派手にやってきた時が一番のベンチャー企業の興隆期でしたが、あのような潰され方をしてやっぱりベンチャーはダメだ!!とされたことは大いに残念でなりません!!アメリカには新しいことをやった人が偉いという文化も有り、起業しやすいのは確かです。

 

そこでこれからの日本はどうするか!

 

 昔のように死ぬまで働く!!

  これはもう無理です。それは中国・韓国・台湾が日本を目標に教育水準を上げてきて、日本モデルのキャッチアップができてしまった。中国の優秀な人材はすべからくアメリカに留学し博士課程をとり、国営企業やベンチャー企業を立ち上げて、中枢となって働いている、ほとんど30歳~40歳前半

 

 新しい物を作ってゆく 

若い収集な人材がイノベーションにチャレンジしてゆくその為には海外にどんどん行きゼロから1を作り出す訓練をすることしか、この国を変えてゆくことはできない。

 

この社長の目的は

 

 日本のITを世界的なレベルまで引き上げる。

 

 優秀な人材しか採らない

 

だそうです。

 

この会社に求められる人材は、

どんな問題でも解決できる人

たとえば、

 資金がないから開発できない!!

 営業スタッフがいないから、売り上げが上がらない

 配送スタッフが足りないから、ジャストインタイムな納品ができない

何々がないからできないという人材はいらない!!

これがあったらできるということは、あなたでなくて、誰でもいいのだからあなたはいらない!!厳しい会社です。

 

少し極端な例では、あったかもしれませんが、多くの示唆に富んでいると思います。

 

我々の業界に置き換えてみますとここ10年で大きな流れは、

 

 塗料メーカーが寡占してきたこと

 

 塗料販売店の勝ち組、負け組がはっきりしてきたこと

 

 大手塗装業者の職域の広域化、建設業への進出 総合リフォーム業への転換

 

 塗料メーカーの塗装工事業の進出

 

 中小塗装業者の元請け指向化・連携強化(異業種含め)

 

この中で、弊社はどう生き残ってゆくかが最重要課題です。

 

我々に業界も変わってきているのです。

 

特に中小塗装店さんは、販売店から得る情報がほとんどであった時代から、NETからや同業者との連携により多くの情報が得られる時代となりました。これにより独自の流通ルート”プロタイムズ”やガイナ等新たなる敵とも対応しなければなりません!!又ホームセンターのプロショップ化も将来の大いなる脅威です。我々の業界はマンパワーの強い業界です。多くの若手有能社員をそろえることができれば、即勝利です!!しかしながら先ほどのITベンチャー社長の話ではありませんが、多くの若者は内向き志向です。そのギャップに苦しんだここ2年、弊社が人員増大のできない一番の原因であると感じています。

 

又ゼロから1を作るということを我々の業界で置き換えると

 

 業界初のC&C事業を成功させる。

 

 新しい塗料販売のビジネスモデルを創る

 

 異業種にチャレンジする 

 

 

ということです。

 

これをうけ

 

今年度の基本コンセプトとして

 

 全体 人材採用育成の再徹底

 

 

 全体 基本動作の徹底

 

  * 報連相の徹底 約束の遵守 社内整備(環境美化) 挨拶の徹底

 

 営業部 営業攻勢

 

  

 業務 配送 内部管理体制の充実

 

  

 店舗販売部 顧客数の拡大

 

  

 

 一宮営業所 ITを使った認知力のアップ

 

  

 

 昨年度は、若手社員の退社や配置転換・ベテラン社員の療養等いろいろなことが重なり、転換期の1年となりました。今後の成長速度を増すために、より具体的な施策を全力で進む覚悟を示しました。そしてゼロから1を生み出せる会社へ進めてゆきたいと思っています。

 

 

 

 

 毎年同じ事を言っていますがどうか昨年と同様にまずは、社員はもちろんそのご家族すべてに無事で安全で健康に留意して頂いて、後は社業発展の為、自分自身の向上の為に全力で、社業に取り組まれることを念じまして、年頭の言葉とさせて頂きます。1年間宜しくお願い致します。又ともに頑張ってゆきましょう。

 

テーマ 枯木竜吟(こぼくりょうぎん) 

 

サブテーマ

未来永劫!原点回避!

 

平成28年1月3日

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